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「5mmピッチ」のスチール製支柱

 一般的な既成の構造材による支柱への横材や棚材の取り付けは高さ50mmあるいは100mmピッチです。
これは建築関連のお客様から19mm x 19mmの角パイプを取り付ける際に微妙な調整高さを要する支柱ができないかということに対する提案をしました。
 
角パイプにかかる負荷荷重の条件値が小さいため角パイプ保持のためのスリットは4mm幅。
そのスリットを10mmピッチで連続開口させますが、この際に支柱片面につき2列の連続穴を作成します。この2列の連続穴のピッチを5mmずらすことにより支柱の強度を保ちながら5mmピッチでの角パイプの取り付けピッチを確保しました。

部材の取り付けをできるだけ容易にするためボルト・ナットを使用しない構造。
角パイプを取り付ける金具は樹脂製、または鋳物製で支柱に引っ掛けるだけ。
角パイプは金具にはめ込むだけで固定できるデザインとしました。