BAGAN
2004年撮影。
バガン・ミャンマー連邦。
ボロブドール、アンコールワットと並ぶ世界三大仏教遺跡の一つで唯一ユネスコの世界遺産には未登録。
民主化が進む今、この国を代表する歴史遺産として近い将来きっと登録されうことになる広大かつ重要な歴史地域です。
11世紀。
ミャンマー初の王朝であるパガン朝の首都。
それがここバガンです。
仏教国ミャンマーのスタートもここにあります。
Tharabha Gate
タラバ門
新バガンと遺跡のあるオールドバガンの間にある城壁の門です。
9世紀。
ここは城を守るために当時の王が作らせた城壁で、今では街の通過地点を示すランドマークとなっています。
なんとなく活気があって綺麗なこの場所を私は暫し長ていました。
バスが通りすぎる。
あるいは自転車通学する高校生たちが爽快に走り去る。
そして赤いレンガと周囲の樹々の緑、太陽の光が程よいコントラスを成している。
こういう日常と古代がないまぜになって「生きている」という光景もバガンの魅力に違いありません。
Souvenir Seller Boy
土産物売の少年
とある寺院の中を見学していると、絵葉書の綴を持った少年が「土産物どう?」と売りに来ました。
いらないよ。
と、無視して方向を変えて歩いていくとすでに先回りして待っているんです。
さらに無視して別方向へ向かってあるくと、そちらにも先回りして待っている。
その素早さには目を見張りました。
もしかすると少年は何人もいるのか。
それとも瞬間移動できる術でももっているのか。
それを何度も繰り返していく内にその移動の速さが面白くてついに少年から絵葉書を買い求めました。
その絵葉書がまだ私の自宅のどこかにしまわれているはずです。